総合研究大学院大学 文化科学研究科 文科・学術フォーラム 2008

ポスター発表

ポスター発表

怪異・妖怪文化の伝統と創造─前近代から近現代まで─

発表者所属名
国際日本研究専攻・国際日本文化研究センター
発表者氏名
小松 和彦(国際日本文化研究センター教授)

研究の内容

本研究は、「日本における怪異・怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究」の延長線上に企画されたものである。前回の共同研究は、怪異・妖怪文化の資料の発掘および古代から近代にいたる変遷に研究の主眼を置いていたが、今回の共同研究では、「是害房絵巻」や「つくも神絵巻」などの妖怪的存在を重要な登場人物とする物語が登場して以降の、文学や演劇、絵本などの作品群に焦点を合わせ、その歴史的・社会的背景や創造性を探るとともに、現代のアニメやコミックへの影響なども考えたい。