総合研究大学院大学 文化科学研究科 文科・学術フォーラム 2008

学生による口頭発表

学生による口頭発表

趣旨及び内容

文化科学研究科では、「総合日本文化研究実践教育プロジェクト」として、専攻の枠を超えた研究活動の推進、学生間の学術交流、または学生の国内外における会議・学会等への参加、フィールドワークの実施を推進する事業の募集を行っている。これは、専門分野における深い知識や技術を習得するだけでなく、他分野に横断的に対応できる学際性、情報伝達能力をあわせもった研究者・社会人を育成することを目的としたものである。
本セクションでは、この目的を達成すべく、口頭発表および議論の場を設けた。
口頭発表は、この事業に申請し、フィールドワーク・学会報告等を行った院生を中心に、発表を希望する院生を含む各専攻1名計6名が、それぞれの研究テーマに基づく調査成果の報告、博士論文等について、質疑応答含め25分間行った。

タイムテーブル

発表1
9:30~9:55
モンゴル遊牧民のゴミ─生活世界にあるモノに関するケーススタディ
[ 地域文化学専攻 ]
PDF版 堀田あゆみ
発表2
9:55~10:20
春画の世界について
[ 国際日本研究専攻 ]
PDF版 鈴木堅弘
発表3
10:20~10:45
骨からわかること(第62回日本人類学会発表から)
[ 日本歴史研究専攻 ]
PDF版 伊達元成
発表4
10:45~11:00
『本朝水滸伝』改題考
[ 日本文化研究専攻 ]
紅林健志
発表5
11:10~11:35
後期更新世から初期完新世の九州南部における植生変化
[ 比較文化学専攻 ]
PDF版 渋谷綾子
発表6
11:35~12:00
美術館非熟達者の自立的展示理解・解釈を支援する学習支援方略モデル
[ メディア社会文化専攻 ]
PDF版 奥本素子

まとめ

各発表者はそれぞれの研究テーマについて、20分という短い発表時間にも関わらず、凝縮した内容で、充実した発表を繰り広げた。これに対し、教員および院生からも活発な質疑応答が行われ、実りの多い口頭発表となった。
日頃、他専攻の研究に触れる機会が少ないなか、所属専攻を超えて研究成果を発表し、互いの研究の意義や方法論を理解、議論する場を設けることの重要性を感じた 。