
このシンポジウムは、「日本の中の世界、世界の中の日本」というテーマで、過去・現在・未来の視点から世界の中に 日本文化を新たに位置づけるとともに、日本の中にある世界を捉える視座を浮かび上がらせようとするものです。これは、「日本」とそれ以外の「世界」を二分して考えるのではなく、文化の流動、変容、越境を捉えようとする試みです。「研究」には、堅苦しいイメージがありますが、実は、おもしろさやわくわく感を伴っているので、各専攻の立場から、研究の「おもしろさ」を発信し共有していくことも狙っています。その中で、研究が研究者にとって個人的・学問的におもしろいだけではなく、それが社会や世界という広がりを持っていることを考える機会になることを期待しています。